アメックスビジネスゴールドカードのポイントの貯め方と還元率
「アメックスビジネスゴールドカード」を利用して、メンバーシップリワードポイントを効率的に貯める方法について解説していきたいと思います。
メンバーシップリワードプラス
アメックスの100円=1ポイントで貯まるメンバーシップリワードポイントを効率良く貯めたり、使ったりするために
「メンバーシップリワードプラス」というオプションプログラムがあり、
このサービスの年会費は、3300円(税込)となっています。
そして、このプログラムの主な特典は、
- ポイントの有効期限が無期限になり、
- また、ポイントの交換レートがアップしたりする
- ボーナスポイントプログラムに登録可能となる
3点となっています。
メンバーシップリワードポイントは、通常有効期限が3年間となっていますが、「メンバーシップリワードプラス」に登録することで、無期限とすることができ、
また、色々なマイルやポイントに交換する場合の交換レートをアップさせることができます。
例えば、ANAマイルへ交換する場合、
- 未登録:2000p⇒1000マイル(交換率50%)
- 登録済:1000p⇒1000マイル(交換率100%)
その他の航空会社マイルへ交換する場合、
- 未登録:2000p⇒1000マイル(交換率50%)
- 登録済:1250p⇒1000マイル(交換率80%)
マリオットボンヴォイポイントへの交換の場合、
- 未登録:2000p⇒990マリオットp(交換率49.5%)
- 登録済:1000p⇒990マリオットp(交換率99%)
楽天ポイントへの交換の場合
- 未登録:3000p⇒900楽天p(交換率30%)
- 登録済:3000p⇒1400楽天p(交換率47%)
ヨドバシカメラ/高島屋商品券への交換の場合、
- 未登録:3000p⇒1000円分(交換率33%)
- 登録済:2000p⇒1000円分(交換率50%)
などと登録することで交換レートが1.5~2倍にアップさせることができます。
最後に、ポイントの還元率が3倍の3%にすることができる「対象加盟店ボーナスポイントプログラム」に無料登録することができます。
以下の図にある
- Amazon
- Yahooショッピング/オークション
- AppStore
- ヨドバシカメラ
- JAL
- 一休.com
- HIS
- アメックストラベル
などでアメックスビジネスゴールドカードを利用した場合、ポイントの還元率が3%で利用することができます。
メンバーシップリワードプラス登録手順
では、ここでは「メンバーシップリワードプラス」への登録の手順について解説していきたいと思います。
【STEP1】
まず、カタログサイトからログインします。
【STEP2】
カタログサイトの右上上部にある「ポイント・プログラムについて」のタブをクリックし、
その後、「メンバーシップリワードプラスのご登録について」をクリックします。
【STEP3】
「ご登録お申込みフォ-ム」から
メールアドレスを入力し、提携先プログラムを選択し、提携先プログラムの会員番号、氏名と
交換したいポイント数を入力する。
以上で登録完了となります。
ボーナスプログラム年度について
ボーナスポイントプログラム年度(上限ポイント数算出期間)は、
毎年9月1日~翌年8月31日の1年間(2年目以降自動更新)となっていています。
メンバーシップ・リワード・プラスの登録を解除すると、連動してボーナスポイントプログラムも解除されます。
ボーナスポイントプログラムの解除/再登録の有無に関わらず、上限ポイント数の算出期間はプログラム年度となります。
ボーナスポイントの上限について
プログラム年度毎のボーナスポイントの上限は10万ポイント(500万円利用分)となります。
100円の決済するたびに3%の内訳は
- 通常p=1p
- ボーナスp=2P
のとなり、
2pであるボーナスp分の上限が、年度500万円分の10万ボーナスpということになります。
ポイント交換可能なマイル一覧
メンバーシップリワードポイントを1番お得に利用することができる交換先は、航空会社のマイレージプログラムです。
その理由は、通常、楽天ポイントへの交換率がリワードプログラム登録済でも47%と低い上に、1p=1円の価値でしかないですが、
マイレージプログラムへの交換率は80~100%と高い上に、1マイル=2~20円 の価値として利用することができるからです。
そこで、メンバーシップリワードポイントが交換可能なマイレージプログラムについて解説してきたいと思います。
交換可能な航空会社マイレージプログラム
現在、メンバーシップリワードポイントから交換可能なマイレージプログラムは、以下の全14社となっています。
ANA | カタール航空 |
JAL | カンタス航空 |
スカンジナビア航空 | シンガポール航空 |
キャセイパシフィック航空 | タイ航空 |
エティハド航空 | デルタ航空 |
エミレーツ航空 | ブリティッシュエアウェイズ |
エールフランスKLM | ヴァージンアトランティック |
この時の交換レートが1番良いのANAマイルへのポイント交換で、交換率100%(リワードプラス加入時)となっています。
逆に1番交換レートが悪いのがJALマイルへの交換で、交換率40%(リワードプラス加入時)となっており、
その他12社の海外航空会社のマイルへの交換で、交換率80%(リワードプラス加入時)となっています。
ここまでを見ると、JALマイルへの交換が1番悪く、ANAマイルへの交換が1番魅力あるように見えます。
正直に言うと、JALマイルへの交換は選択肢としては無しと言っても良いと思います。
ですが、リワードプラス加入登録の年会費を考慮にいれると、
ANAマイルへの交換が必ずしも1番魅力あるとは思えないかもしれません。
なぜなら、基本、メンバーシップリワードプラスへの登録で年会費3300円を払うことで、通常交換レートの50%から80%にアップします。
ですが、ANAマイルに100%で交換するためには、メンバーシップリワードプラスANAコースに登録し、さらに追加で5500円の年会費が必要となります。
メンバーシップリワードプラスに登録していない場合でも、ANAマイルに交換するためにメンバーシップリワードプラスANAコースへの登録で5500円が必要となります。
この点がANAマイルへの交換のデメリットとなっています。
交換レートと交換ポイント数の上限下限の比較
メンバーシップリワードポイントから各種マイルに交換するにあたり、最少移行単位(下限)と上限が存在します。
リワードプラス加入時の場合の下限は、
- ANAマイル:1000p
- JALマイル:2500p
- その他のマイル:1250p
となっています。
その逆の上限については、ANAマイルのみに設定があり、ANAマイル以外の海外マイルとJALマイルには上限はありません。
ANAマイルに1年間で交換できるポイント数の上限は、年間40000pまでとなっています。
この点もANAマイルへの交換のデメリットとなっています。
行き先別マイルの選択のポイント
メンバーシップリワードポイントをどのマイルに交換するするのが良いのかを考える時、
まず
- メンバーシップリワードプラスに加入に必要な年会費
- リワードポイントをマイルに交換する時の交換率
- また、交換できる上限数
というこの3つの条件によって左右されます。
必要マイル数と燃油サーチャージ
つぎに、左右されるのが、必要マイルが少ないかどうか ということです。
例えば、ハワイに行くにしても、1人分について、
一方は往復40000マイル、
もう一方は往復70000マイルでは
少ないマイル数で行ける方が良いわけです。
このように各航空会社のマイレージプログラムの必要マイル数が少なくてすむ路線とそうでない路線を知ることがマイル選択のポイントになってきます。
では、一方は、往復40000マイル+燃油サーチャージ60000円
もう一方は、往復70000マイル+諸経費8000円
だったらどちらが良いのでしょうか?
迷いませんか?
必ずしもマイルが少ない方が良いというわけではないのです。
燃油サーチャージが必要となる航空会社とそうでない会社を把握することもマイル選択のポイントとなってきます。
私たち日本に在住する日本人にとってお得になるマイルは異なってくるというのも実際に検索して比較してみると分かってきます。
そこで、行先別のおすすめするマイレージプログラムについて、つぎのとおりご紹介していきたいと思います。
おすすめマイルと交換シミュレーション
ここでは、行先別のおすすめするマイレージプログラムについて、簡単にご紹介して行きたいと思います。
国内旅行
国内の片道直行便で最長フライト時間は3時間30分程しかありません。
ですので、エコノミークラスで十分であるという考え方で、日本国内旅行におけるメンバーシップリワードポイントのおすすめ交換先マイルは、
「ANAマイル」です。
「ANAマイル」の長所は、必要マイル数が少ない点とポイント交換率が100%である点、また国内移動の場合には燃油サーチャージが必要でない点となります。
また、ANAの特典航空券は取りにくいというデメリットも国内移動の場合は比較的緩和されるという点も選択の理由となります。
デメリット面でいうと、メンバーシップリワードプラス年会費が最大8800円(ANAマイルのみの場合、5500円)必要となる点、とポイント交換上限が年間40000マイルという点があげられます。
そこで40000マイルあればどんな移動ができるのか?について見ていきたいと思います。
海外旅行(東アジア・東南アジア・豪州・欧州)
東アジア(韓国・台湾・香港)
東アジアへの移動も4~5時間以内の移動であることが多く、搭乗クラスとしてはエコノミークラスでも十分だという考え方で比較検証していきたいと思います。
【目的地】ソウル☜羽田
航空会社 | 必要マイル数 | 燃油サーチャージ等 | 備考 |
ANA | 7500マイル | 6200円 | 直行便 |
デルタ航空 | 7500マイル | 4300円 | 直行便 |
ヴァージンアトランティック | 7000マイル | 4300円 | 直行便 |
一番必要マイル数が少なくて、燃サが安いのは、「ヴァージンアトランティック」です。
思ってもみない航空会社のマイルがお得であるということが分かってもらえたかと思います。
【目的地】台湾☜羽田
航空会社 | 必要マイル数 | 燃油サーチャージ等 | 備考 |
ANA | 10000マイル | 11000円 | 直行便 |
デルタ航空 | 17500マイル | 5500円 | 経由便(ソウル) |
キャセイパシフィック航空 | 12500マイル | 19000円 | 直行or経由便(香港) |
ヴァージンアトランティック | 14000マイル | 5500円 | 経由便(ソウル) |
必要マイル数が1番少ないのは、ANAマイルですが、燃サが1番安く、必要マイル数がより少なくてすむのが、「ヴァージンアトランティック」です。
直行便が経由便かの違いもあるので、どちらが必ず良いのかとも言えないです状況です。
「ヴァージンアトランティック」ここでも利用できることが分かってもらえたと思います。
【目的地】香港☜羽田
航空会社 | 必要マイル数 | 燃油サーチャージ等 | 備考 |
ANA | 10000マイル | 13000円 | 直行便 |
キャセイパシィック航空 | 12500マイル | 12000円 | 直行便 |
デルタ航空 | 17500マイル | 5360円 | 経由便(ソウル) |
ヴァージンアトランティック |
17000マイル | 5360円 | 経由便(ソウル) |
香港へ行く場合でも台湾へ行くとき同様に、必要マイル数は「ANAマイル」が1番少ないですが、
「デルタ航空」と「ヴァージンアトランティック」は燃サが半額以下と安くなっていてどちらも甲乙つけがたい感じになっています。
東南アジア(シンガポール・バンコク)
日本から東南アジア以上の場合、片道は6~8時間程度の移動時間となることから、ここからはビジネスクラスで比較検証していきたいと思います。
【目的地】シンガポール☜羽田
航空会社 | 必要マイル数 | 燃油サーチャージ等 | 備考 |
ANA | 30000マイル | 21000円 | 直行便 |
シンガポール航空 | 52000マイル | 5000円 | 直行便 |
デルタ航空 | 40000マイル | 4100円 | 経由便(ソウル・バリ) |
「ANA」が1番必要マイル数が少なく魅力的ですが、燃サが高く、
ANAのビジネスクラスは、シンガポールに限らず予約を取ることがなかなか簡単にできない点が大きなデメリットとなっています。
となると、必要マイル数が若干高くても比較的取りやすく、燃サが安い「デルタ航空」や「シンガポール航空」も検討する余地が十分にあると考えて良いと思います。
【目的地】バンコク☜羽田
航空会社 | 必要マイル数 | 燃油サーチャージ等 | 備考 |
ANA | 60000マイル | 20000円 | 直行便 |
デルタ航空 | 40000マイル | 4400円 | 経由便(ハノイ) |
キャセイパシフィック航空 | 58000マイル | 19600円 | 経由便(香港) |
シンガポール航空 | 52000マイル | 5000円 | 経由便(シンガポール) |
オーストラリア
【目的地】シドニー
航空会社 | 必要マイル数 | 燃油サーチャージ等 | 備考 |
ANA | 37500マイル | 38000円 | 直行便 |
デルタ航空 | 65000マイル | 8500円 | 経由便(ハノイ) |
キャセイパシフィック航空 | 84000マイル | 33000円 | 経由便(香港) |
オーストラリアのフラッグシップである「カンタス航空」で検索すると、エコノミークラスしかヒットしませんでした。
シドニーへ就航している航空会社から
パリ
航空会社 | 必要マイル数 | 燃油サーチャージ等 | 備考 |
ANA | |||
デルタ航空 | 80000マイル | ||
キャセイパシフィック航空 | |||
デルタ航空
キャセイパシィック航空
交換手続きステップと注意点
Q&A
問1)交換に時間がかかるのか?
問2)マイル失効のリスクは?
アメックスビジネスゴールドはどのマイルにポイント交換するのがベストのまとめ