空港ラウンジの基礎知識
海外旅行に行く場合、出発のおよそ2時間前には空港に着いて、各航空会社の窓口で長蛇の列の後ろに付いて自分の番まで待ち、やっとの思いで
①搭乗手続き(チェックイン)をし、
②その後出国検査を受け、
ようやくクリーンエリアへ入って待合場所で搭乗開始まで待つ。
やっと搭乗開始したなぁと思ってもなかなか飛行機に乗っていいよと言われない。
まずは上客、ファーストクラス利用の皆様から搭乗となります。
普段、飛行機になんてなかなか乗らない自分たちはまずもって、その手順すらおぼつか無いところに、空港内を右往左往している間に搭乗時間となって飛行機に乗り込み、やっと席に着いたぞと思ったところで、席ははやり狭い。
この席で何時間も大人だけならまだしも動きたいざかりの我が家のチビをじっとさせておくのも至難のわざ。
到着するまでくつろぐなんてなかなかできない。
そんな中で、普段、平均的な生活を送っている私達でも到着までにくつろぐことができる方法があります。
空港内のラウンジを利用することです。ここでは、空港にあるラウンジについてお話したと思います。
空港ラウンジとは
ラウンジとは、「飛行機に搭乗するまでの時間を有効に使う、贅沢に過ごす空間」のことです。
空港ラウンジには、ソファー席やパソコンデスク、無料ドリンクや新聞、雑誌等が備えられていていることが通常です。
ラウンジによっては、お酒や軽食、シャワー室、マッサージ、仮眠室などがある場合もあります。
搭乗ゲート前の待合席とは全く異なり、旅行出発までの時間を優雅に演出してくれる魅力ある場所なのです。
その使い方は、人それぞれですが、ビジネスマンであればPCデスクを使い仕事の準備等を行ったり、旅行者であれば無料ドリンクを飲みリラックスしながら搭乗時間まで過ごしたりします。
また、ラウンジの場所によっては、到着空港のラウンジで過ごすことも可能な場合もあります。
空港ラウンジの種類
この空港ラウンジには、大きく分けて2つあります。
「カードラウンジ」と「航空会社ラウンジ」です。
カードラウンジ
「カードラウンジ」とは、クレジットカード会員向けのラウンジで、ゴールドカード会員やプラチナカード会員がカードを提示するだけで利用できるラウンジです。
ソフトドリンクが飲めたり、スマホの充電ができたり、時には軽食が出てきたりと飛行機に乗る前に一息入れることができます。
食事やシャワー室利用は有料となります。
また、原則、1枚のゴールドカードで無料になるのは本人のみで、このゴールドカードの家族カードを作っていればその人も無料利用できます。※1枚で2人まで無料利用できるものも中にはあります。
カードラウンジは、ゴールドカードが昔に比べ所有しやすくなったこともあり、以前ほどの特別感はなくなってしまいましたが、搭乗ゲート前の待合場所などから比べれば、十分ゆっくりすることができる空間です。
航空会社ラウンジ
「航空会社ラウンジ」とは、各航空会社(JALやANAなど)が運営するラウンジで、
豪華な食事やお酒、仮眠室やシャワーなどの施設を無料で使用でき、
まさにリッチな気分を味わうことができる空間です。
利用できる人は、
- 各会社の上級会員や
- ファーストクラスやビジネスクラス利用者だけ
という人たちです。
各航空会社の上級会員になるにはどんなに安くても通常5~60万円からかかり、
ファーストクラス、ビジネスラウンジの利用料金なら数十万円~数百万円は必要となります。
敷居はかなり高めです。
プライオリティパス
「プライオリティパス」という全世界145か国、600都市にあるラウンジを利用することができるパス機能付きのクレジットカードもあります。
「プライオリティパス」で利用できる空港ラウンジは、通常のカードラウンジとは異なり、
食事やアルコールを無料で利用できたり、
空港になるレストランを無料で利用出来たりするパスのことです。
また、海外の空港で利用できるラウンジは、国内のカードラウンジとは比べ物にならないくらい豪華で、食事や飲み物も食べ飲み放題なので離陸前までに満腹になる人も多いと思われます。
このパスは、最上位のクラスで通常年間429米$、日本円にして約7万円ほどかかります。
頻繁に利用しない人にとってはこれまた高値の花となっています。
因みに日本国内でプライオリティパスが使用できるのは、以下の4つの空港のみです。
- 成田国際空港
- 関西国際空港
- 中部国際空港
- 福岡空港
プライオリティパスが使えるラウンジであっても、国内線利用者も利用できるラウンジと国際線利用者しか利用できるラウンジがあります。
また、空港にあるラウンジ全てで使えるわけではありませんので、旅先の空港のどのラウンジ使用できるのかの事前確認は必要です。
初心者が空港ラウンジをお得に利用する おすすめクレジットカード
ANAアメックスゴールドカード
私が初心者マイラーにおすすめしているメインカードが
「ANAアメックスゴールドカード」です。
おススメの理由としては、ANAマイルを有効期限を気にすることなく貯めることができるからです。
このカードの特典として、羽田空港含む国内31の空港と海外1の空港(ハワイ/ダニエル・イノウエ国際空港)のカードラウンジを何度でも無料で利用することができます。
また、同伴者1名も無料で利用することができます。
さらに「プライオリティパス」も無料で付帯しています。
このパスのグレードは高いものではなく、レストラン利用もできませんが、年2回まで無料で利用することができます。
セゾンプラチナビジネスアメックスカード
もう一つのおススメカードが
「セゾンプラチナビジネスアメックスカード」です。
プラチナカードの1種ですが、比較的リーズナブルに持つことができるカードで、
JALマイルを還元率1.125%で貯めることができ、コンシエルジュデスクなどの特典もかなり豊富に備えられています。
カードラウンジは、カード本会員のみしか利用はできませんが、こちらも何回でも無料で利用することができます。
また、プライオリティパスが無料で付帯しています。
グレードは最上位のプレステージで、通常約7万円するグレードが無料で持てます。
勿論、利用に回数制限はありません。
さらに、セゾンプラチナビジネスカードのプライオリティパスは、空港レストランも無料で利用することができる数少ないカードとなっています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
空港ラウンジの仕組みについて解説してきましたが、
比較的利用しやすいものから、高嶺の花過ぎて利用が難しいものまでがあるということが分かっていただけたのではないでしょうか?
たとえカードラウンジのような比較的簡単に利用できるようなラウンジでも、
全く使えないよりも使えた方がゆったりとした気分で旅を迎えることできたりします。
特に国内旅行で普通席を利用するような場合、プライオリティパスで空港レストランを無料で利用出来たりするとかなりお得に旅行できたなぁという気分にしてくれます。
ラウンジを是非使いこなしたいなら、下の2つがおすすすめです。
1つは「ANAアメックスゴールドカード」です。
ANAアメックスゴールドカードのプライオリティパスはについて、詳細を解説した記事は別に書きましたので気になる方は読んでみてください。
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ANAアメックスゴールドカードのプライオリティパスを解説!
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もう一つは「セゾンプラチナビジネスアメックスカード」です。
こちらのカードは初年度無料でカードを作れる特典もついていたりもします。
このカードのプライオリティパスについての詳細も別記事にしましたので気になる方は読んでみてください。
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セゾンプラチナビジネスアメックスカードはプライオリティパスが無料!国内空港で利用できるレストランもご紹介!
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最後まで読んでいただきありがとうございました。