初心者 ANAマイル

あなたにピッタリなANAマイルのお得な使い方6パターンを徹底解説!

2020年10月17日

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ANAマイルの貯め方は、ホントに色々な方法があります。

しかし、折角貯めてもその使い方をあまりよく知らなかったら、苦労して貯めたポイントを無駄にしてしまうことになってしまいます。

そこでこの記事では、ANAマイルの使い方についてご紹介し、「夢の旅行」だったものを更に「具体的な旅行のイメージ」へと広げていただきたいと思います。

【ANAマイル交換先一覧】

まず、マイルの使い道の一覧を作ってみたのでご覧ください。
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ANAマイルの使い道には色々でホント困るぐらいあります。

しかし、その現金換算した場合の価値ももの凄く差が有ります。

つまり、お得な場合とそうでない場合とがあります。

【国際線の特典航空券】

マイルの使い方の一番のおすすめは、やはり「国際線特典航空券」です。

マイルの価値は、1マイル=2円~17円くらいになります。

価値、使いやすさからおすすめ度は、1番です。 

マイルの価値は、別の記事で詳細を紹介していますので、そちらをご確認ください。

ただし、欠点もあります。

それは、希望通りの日にチケットを取りにくいということです。特にファーストクラスやビジネスクラスなどの上のクラスになるほど難しくなります。

特典航空券は355日前~4日前までで取ることができるので、多くのマイラーが開始と同時に予約を申し込む状態ですので、初心者マイラーで希望通りに取れたらラッキーだと思っておくくらいがちょうどよいのかもしれません。

というぐらい激戦なんですが、裏返して言えば、それだけ魅力があるということです。

どんな魅力があるのかをご紹介したいと思います。

では、旅行に必要なマイル数は、したの3つの条件によってことなります。

  • 何処に行きたいか?
  • いつ行きたいか?
  • 飛行機のどの座席を使いたいか?

まず、何処に行きたいか ですが、ANAでは日本出発で考えたとき世界を大きく9つのゾーンで分けて考えます。

その区分は下の地図のとおりです。

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 次に、いつ行きたいのか? ですが、航空券も利用する時期によって必要マイル数(値段)が変わってきます。

時期も3つのシーズン「ローシーズン」「レギュラーシーズン」「ハイシーズン」に分かれます。

その名前の通り、同じ場所に行く場合でも時期により必要マイル数は変わってきます。

最後に、飛行機のどの座席を使いたいか? です。

これも簡単に4つのグレードに分かれています。

イメージは下のようにまとめました。
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たかが座席ですが、長いフライトです。誰しもが機内から優雅に過ごしたいと思うのではないでしょうか!

次に、例として、ZONE5のハワイを行先にした場合の「東京⇔ホノルル間」の必要マイルと値段を下の表にしてみました。

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更に、レギュラーシーズンで各クラスのマイルの価値を比較してみました。
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座席のクラスが上がるごとにマイルの価値が上がっていっています。

これは自分が獲得したマイルが利用する座席のクラスによって価値=値段が上下に変動するという意味です。

一般的なポイントでは、1000ポイントは1000円分の価値でしかありませんが、マイルでは、上の表から換算すると1000マイルは、4500~9000円の価値として使用することができます。 

 通常、マイルは国内線利用から国際線のヨーロッパ路線まで色々で利用でき、その価値は2~17円と幅広くなり、ZONE7へハイシーズンの時期にファーストクラスで利用すると17円くらいの価値で使えます!

【国内線の特典航空券】

2番目におすすめが、「国内線特典航空券」です。

国内線は、少ないマイルで利用でき、予約が比較的簡単にできます。 

予約開始は、例年1月末頃にその年の4月~10月分、9月末に11月~3月分が予約できるようになります。※正確には各航空会社を確認してください。

マイルの価値は、2円~4円と国際線と比べると見劣りはしますが、家族旅行4人分とかであっても、簡単に取れます。

その特徴として、国際線とは違い、ZONEに分かれておらず、

利用時期」と「搭乗距離

で必要マイル数が異なります。

例えば、年末年始(ハイシーズン)の羽田⇔那覇の見てみると

 必要マイル数:往復で21000マイル/大人1人

ですので、家族4人でも84000マイルもあれば、飛行機代は浮かせることができます。
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【提携航空会社特典航空券】

3番目におすすめが「提携航空会社特典航空券」です。

ホントは、1番のおすすめと言ってしまいたいくらいなんですが、使いこなすのに難しいため、3番目のおすすめとしています。

 

まず、ANAの提携航空会社には2種類あります。

  • スターアライアンス加盟航空会社
  • ANA独自の提携航空会社

ここで1つ目の「アライアンス」について、簡単に説明したいと思います。

世界の航空会社は大きく3つのグループ(アライアンアス=同盟)に分かれています。

アライアンアス内の各航空会社は相互利益のため提携し合っています。 

ですので、同一のアライアンスの飛行機であれば、マイルを使って各航空会社を自由に組み合わせた旅行の行程(旅程)を組むことができます。

逆に、アライアンスが違うと利用できないので、マイルを集めるときはアライアンスを統一する必要があります。

3大アライアンアスを表にまとめてみました。
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このスターアライアンス提携航空会社を利用するとマイルで世界一周旅行をすることもできます。

このアライアンスの特徴を踏まえた旅程でマイルを使うとかなりお得なものとなります。

それでは、スターアライアンス特典航空券について説明していきます。

まず、その特徴を一覧にしました。

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この中の「途中降機=ストップ/オーバー」を利用してお得にマイルを使うことができます。

まず、「途中降機」の基本について説明します。

【例1】ストップ/オーバーの基本

  • 往路:東京⇒バンコク⇒シンガポール
  • 復路:シンガポール⇒バンコク⇒東京

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途中降機(24時間を超える滞在)=ストップ/オーバーは、目的地以外に往路・復路いずれか1回可能なため、この場合では「バンコク」で往路か復路のいずれか1回の途中降機が可能です。

これがスタアラ便の途中降機の基本的な使い方の説明です。 

今度は、これを使ってお得に旅行するプランです。 

関東在住の人が、出発地:沖縄、目的地:ハワイ、途中降機地:東京で、チケットをマイルで購入します。

 

【 例2】ストップ/オーバーの応用

※関東在住の人がチケットをマイルで購入する場合

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このチケットをマイルで購入すると、時期は関係なくエコノミークラスで40000マイル/大人1人でゲットできます。

しかし、これを見ると、なぜ関東在住の人が沖縄から始まるチケットをマイルで購入するのか?と思うと思います。

続きがあります。

羽田から沖縄までは別途現金等で購入します。すると下のようになります。

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現金等で購入すると、通常4月のこの時期ですと、9210~15310円(2021年4月のスーパーバリュー、2020.9.18現在)かかります。

また、スタアラの途中降機のルールは、目的地以外の場所で24時間以上の滞在をすることですから、1か月でも半年でも空けて以降のプランを立てることができます。

ただし、有効期限が1年以内ですので、その点は注意してください。

ここで頭の中を整理しなおすと、こんな感じです。

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大人1人「9210~15310円」+「40000マイル」だけで1年に2回「沖縄旅行」と「ハワイ旅行」に行くことができてしまいます。

これは、関東在住としましたが、ほかの地域の方でももちろん実行できるプランです。 

それともう一つ、途中降機よりもう少しなじみのある「乗り換え(トランジット)」というものもあります。 

これは、途中降機の目的地以外で24時間以上滞在するのとは違い、目的地以外での滞在が24時間以内とするというものです。

目的地まで日本から直行便がなく、別の場所で24時間以内に乗り換えて、目的地に行くというものです。 

経由地で1日しかいられないから、経由地でしっかりとした観光等はできないですが、経由地のホテルで一晩過ごしてから目的地にいくなんていう使い方もできます。

往路と復路それぞれで2回まで経由できるので途中降機よりはお手軽に旅行をアレンジできます。しかも、必要マイルを増やすことなく!

スタアラ特典航空券、凄すぎ!!

 マイルの使い方に慣れてきたら、皆さん是非実行してみてください。

【ANASKYコインの使い方】

4番目におすすめが「ANASKYコイン」です。

ANA SKY コインとは、ANAウェブサイトで航空券や旅行商品(国内ツアー・海外ツアー)のお支払いにご利用できる電子クーポンです。

スカイコインの価値は、10コイン=10円から使用できます。

つまり、1コイン=1円の価値ですので、マイルの価値から比べると非常に落ちてしまいます。

金額的な価値では落ちてしまいますが、使い方によっては、マイルよりも使いやすい面もあります。

スカイコインは、飛行機代全額をスカイコインで支払うことはもちろん、マイルとは違い、支払いの一部とすることも可能です。

スカイコインが足りない分は、クレジットカードで支払えます。

※マイルは必要マイル数に足りない場合、現金やスカイコインなどで補うことはできません。

では、マイルからスカイコインへ交換するときのルールについてお話します。

まず、「必要マイル数」です。

1マイルからANA SKY コインに交換できます。

また、10000マイル以上交換する場合、交換マイル数と、ANAマイレージクラブの会員ステイタスやANAカード*の種類に応じて、交換率が変動します

 ※「ANAカード」とは、カード表面に「ANA CARD」と記載されているカードを指します。

 マイルからスカイコインへの交換率について、次のようにまとめました。
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1マイルを1倍~1.7倍で交換することができます。

マイルをまとめてたくさん交換すると交換率があがっていき、また、ステータスが高いと交換率の上限が高くなります。

では、スカイコインにはどういったメリットがあるのか?

  • 1マイル=1円~1.7円として使える。
  • 1マイルから交換出来て、10コインから使える。
  • フライトマイルが貯まる。
  • プレミアムポイントが貯まる。

続いて、どういったときにスカイコインに交換するのか?

  • ANAマイルの有効期限が切れそうなとき
  • 特典航空券が満席で取れないとき
  • ダイヤモンドやプラチナなど上級会員を目指すとき
  • プレミアムエコノミーにグレードアップするとき
  • ANA国内外ツアーを利用するとき

などが考えられます。 

少し解説をします。

マイルの有効期限は3年ですが、スカイコインはコインに交換してから1年が有効期限ですので、マイルを捨てることなく1年延命させることができます。

機内の座席には、通常販売用座席と特典航空券用座席があり、特典航空券座席はもともとそれほど多くはありません。

ですので、みんなが競い合いになっていて、休日がらみの日程で座席をおさえることが難しくなっています。

そんなとき、通常販売用座席を購入できるスカイコインはマイラーにとっては救いになることがあります。

ただし、マイルほどの価値はないので、ハイクラスに乗りたい人は更に沢山のマイルを集める必要があります。

実際、本当に沢山集めている人は、スカイコインで飛行機を利用している人が多いようです。

スカイコインは、搭乗マイルを貯めることができるので上級会員を目指す人=修行僧の方が多く利用しています。

国内線のプレミアムエコノミークラス(PY)はマイルで利用することができません。

また、マイルを使ったPYへのアップグレードも不可です。

ただし、追加料金を払うとアップグレードできます。このときスカイコインで支払うことが可能です。

馴れない海外旅行する時、安心して楽しく旅行したいという人はとても多いと思います。

そんなとき利用したいのがツアー旅行です。

しかし、一般的な旅行会社のツアー旅行はマイルやSKYコインを使って購入することはできません。

しかし、ANA国内外ツアー商品は、SKYコインでならツアー旅行を購入し楽しむことができます。
 
色々難しく考えなくても、SKYコインは現金感覚で、航空券の購入やANAの国内外ツアーに使えたりします。

【座席クラスのアップグレード】

5番目に紹介するのは「ANA国際線座席クラスのアップグレード」です。 

既に国際線のANAグループ便の航空チケットを持っている場合、ANAマイルを使って座席クラスをアップグレードできます。

アップグレードのイメージは、下のようにできます。

  • エコノミークラス→プレミアムエコノミークラス
  • エコノミクラス・プレミアムエコノミークラス→ビジネスクラス
  • ビジネスクラス→ファストクラス

※エコノミークラスからファーストクラスへのアップグレードは不可です。 

「必要マイル」は利用距離によって変動し、最低が9000マイル/片道(1区間)からです。

 
では、ホントにアップグレードはお得なのかを比較してみました。

東京⇔ホノルルで見てみましょう。

現金でチケット購入した場合:エコノミークラス(往復):77750円/大人1人
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プレミアムエコノミー(往復):132750円/大人1人
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差額:132750-77750=55000円

東京⇔ホノルル間アップグレード必要マイル数=15000マイル/片道ですので、往復30000マイル必要となります。

よって、55000÷30000=1.8円/1マイル

アップグレードがビジネスやファーストへとなると更にマイルの価値は上がります。アップグレードの使い方もお得であることがわかりました。

「8万円弱の飛行機代を現金で出し、30000マイルを追加してちょっといい席に」という軽いマイラー狙いの方には非常に使い勝手の良い使い方ではないかと思います。

【ANAグローバルホテル】

最後におすすめが、「ANAグローバルホテル」です。

ANAでは、国内・国外あわせて35万件のホテルでマイルを使って宿泊できるがあります。 

マイルの価値:1マイル=1円

例えば、国内の大阪を検索してみると、「ザ・リッツ・カールトン大阪」の一番高価な79100マイル(円)/大人1人から一番安価な1900マイル(円)/大人1人まであります。

マイルの貯まり具合や色々な旅の目的で、ホテルのグレードを選ぶことができます。
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マイルの価値という視点からすると、はっきり言ってお得とはいえません。

しかし、マイルを沢山貯めていれば、飛行機代からホテル代まで現金を使わずに全てマイルで購入することができます。

タダ!!やっぱ マイル凄っ!!

※ANAグローバルレンタカーなんてのもマイルで利用できます。

まとめ

国際線の特典航空券

おすすめ度No1 ただし争奪戦必死!

国内線の特典航空券

 おすすめ度No2 比較的取りやすい

提携航空会社特典航空券

裏おすすめ度No1~慣れれば超お得~

ANASKYコインの使い方

お得度は若干低め 使い勝手はNo1!

座席クラスのアップグレード

軽いマイラーには重宝される

ANAグローバルホテル

お得度はないが、ヘビーマイラーならホテル代もタダにできる。

  • この記事を書いた人

マイルの仮面

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